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2010年12月10日

ピアノ修理

お店に入って来た中古のピアノ。

低音の鳴りがあまり良くありません。

他の作業をしていると、等々ある日鳴らなくなってしまいましたっ。

このまま捨てるのはもったいないので大掛かりな修理ですハイ。



アクションを取り外します。



そしてこの秘密兵器の登場!



コレを使うとピアノがこんな風に横になります。



全ての弦をゆるめて行きます。



全ての弦をゆるめ終わると低音の弦を外します。



低音の弦を外すのだから低音だけをゆるめたらいいんじゃないの?

っと思ったソコのあなたっ!

弦の張力は1本約80kgもある為、低音だけゆるめると張力のバランスが悪くなり響板を割る可能性があるのでっす。

弦の数は約230本なので総張力は20トン。

凄い力が常にかかっているのでありまっす。



低音の弦を外しま~す。



低音の駒が出て来ましたっ。



すると、ポロっと取れちゃいましたっ。


普通は接着剤で固定されてますが、どうやら劣化していた様ですハイ。



楽器専用の接着剤、ニカワで接着しま~す。



隙間があると音に影響があるので、木ネジで更に密着させま~す。

おぉっ、トロピカル仕様。



弦を張りま~す。



バランス良くピアノに張力をかけて行きま~す。



ハイっ、完成です。

見事音色も復活しましたよっ。



ピアノって多少古くてもこの様に修理をすれば復活するのでありまっす。

ですが高温多湿のココ沖縄。

ピアノには過酷な環境なのです。

だからこそ年に1度の定期調律をお勧めしておりまっす。

人間の病気と一緒で、早期発見をすれば簡単な修理で済むのですハイ。

ですから最低年に1度のピアノ調律をお願い致します。

あなたのピアノは毎年調律をしていますか?







2010.12.23 Y`s cafe KoKo サックスde クリスマスコンサート
http://ryusuke.ti-da.net/e3147658.html


2010.12.25  カフェくくる ピアノde クリスマスコンサート
http://ryusuke.ti-da.net/e3155345.html





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Posted by りゅうすけ at 00:42│Comments(0)お仕事
 
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